Viscovery と 85度C が提携、
アメリカで初のAI画像認識ベーカリーセルフレジシステム導入へ

2019 年 8 月 19 日

アメリカ、ロサンゼルス—アジア・太平洋地区におけるVision AI開発のリーディングカンパニーViscoveryが提供する画像認識セルフレジシステムが、7月15日(アメリカ時間)台湾の美食達人(グルメマスター)が展開中のベーカリーカフェチェーン店85度Cに正式導入されることが決定、アメリカでAI画像認識セルフレジシステムを導入する最初のベーカリー企業となりました。

Viscoveryのベーカリーセルフレジシステムは、ディープラーニングおよび画像認識技術を使用し、人の目の代わりに商品を認識しレジ作業を可能にするというもので、消費者がパンを乗せたトレイをセルフレジシステムのカウンターに置くと、コンピュータが1秒ほどでパンを自動で認識し、数量と価格を即座に提示、レジでの作業時間を大幅に短縮することができるようになります。消費者にとっては待ち時間が短縮されることでショッピング体験が向上しますし、ショップ側にとっても人手を増やすことなく行列を効率よく消化することができ、営業効率を上げるというメリットがあります。

ViscoveryのAI画像認識システムの利点と特徴は 高い認識精度、低い設置コスト、簡単管理、モデルの定期的な最適化

Viscoveryの画像認識レジシステムを応用したベーカリーセルフレジシステムは、今回の85度CのようにKIOSK端末と連携させ、スタッフのレジ作業の補助として使用することも可能です。Viscovery画像認識レジシステムには、以下の優位性と特色があります。

一、高い認識率:パン認識で最も困難な点はパンの個体差です。同じパンでも焼き加減が違えば違った外見となりますし、トッピングの有無にも左右されます。また、パンの一部が重なったり照明の違いでも見た目が変わりますし、中身が違うのに外見に差がないパンもあります。パンを重ねてトレイに乗せるという行為はあまり見かけませんが、複数のパンが接触したり、影になったりということは起こり得ます。スムーズなお会計のために、Viscoveryは独自にモデルトレーニング技術を開発し、これら問題点の克服に成功しました。また、セルフレジシステムに模擬トレーニングを施すことにより、検出能力と認識能力をさらに強化させています。

二、低コストで設置可能:Viscoveryの画像認識技術は、既存のシステムにも柔軟に対応できます。解像度1080pのウェブカメラをご用意いただくだけで、AI画像認識システムの導入が可能です。現行のPOSシステムとも統合可能ですので、設置にかかる初期費用を大幅に抑えることができます。

三、簡単管理:Viscoveryの商品管理システムは、新商品の写真を数点アップロードするだけで商品登録が完了します。ショップ側だけで更新でき、商品の入れ替えも簡単です。商品管理は、運営方針に合わせて、センターで統一して行うこともできますし、ショップ毎に管理することも可能です。

四、最適化されたモデル:導入後は、Viscoveryが独自開発したモデルトレーニングシステムを経ることで、操作のフィードバックからモデルの最適化を進め、機器のセルフラーニングを促し、認識率をより高めることができます。

Viscovery取締役社長の陳仲璘は、「パン画像認識レジシステムは、ベーカリーショップにおけるレジ待ち時間を短縮するだけでなく、人件費削減と同時に営業利益をあげ、企業と消費者がともに利益を得ることができるものです」と語っています。

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ViscoveryのAI画像認識システムの目標は 顧客のレジ待ち時間の削減、店舗の人件費削減、売上向上へのサポート。