大阪市北浜の foodscape! がAIを活用し、
サービス品質向上を目指す

2022 年 4 月 13 日

2021年11月12日にオープンした大阪市北浜のベーカリーショップ foodscape!。英語で風土や風景を意味する「landscape」と、食べ物の「food」を組み合わせた造語がその店名の由来だ。その名の通り、日本の風土や風景、文化にこだわったオリジナルパンを提供している。「民は食を以って天となす」と言われる通り、「食」は日常生活に必要不可欠なものであり、同時に「美味しさと独創性を兼ね備え、安心且つエコロジー」である必要があると考える foodscape! は、毎日農家から仕入れた厳選した新鮮素材を使用し、お客さまに美味しく安全なパンを提供している。

foodscape! では、食の安全以外にも、お客さまのショッピング、そしてスタッフの働きやすさを考え、ViscoveryのAI画像認識システムを用いた、ぱんレジの導入を決めた。このAI画像認識システムは、コンピュータが1秒でトレー上の全ての商品を認識することができるため、レジ作業の簡略化とスピードアップが可能だ。煩雑な作業から解放されたスタッフは、よりおもてなしに注力できるようになり、達成感を感じやすくなったという。特にコロナ禍においては、人と人との接触時間を効果的に短縮することができ、お客様、スタッフ共に、より安全な環境を保持することができる。

▲ 新装開店した foodscape! はそのどれもが新しい
▲ foodscape! で導入されたぱんレジのAI画像認識システムがレジ作業をスピードアップ

ぱんレジの導入をしていただいたfoodscape!(大阪市北浜)の里井店長 にインタビューをしてきました。

――このたびはぱんレジを導入していただきありがとうございます。導入の経緯や、導入後どうなったかをお聞かせください。

里井店長:お客さまの待ち時間を減らせる、スタッフが働きやすくなるということが今回の導入の主な目的でした。

――導入前に不安だったことは何でしょうか?

里井店長:やはり、ちゃんとパンを認識してくれるのかということですね。
当店ではオーガニックでせっかくおいしいのに傷アリ、形が不ぞろいというだけで市場に出回らない野菜やシイタケを仕入れて具材として使わせていただいています。

そのため出来上がったパンの見た目が毎日違います。

しかもお店の統一感があるためトレーも木目のものを使っているため、パンによっては木目に溶け込むようなものもあります。

さらに、ビニール袋に入れたり、入れなかったりと最初にぱんレジにデモをしてもらったときは、認識できるものならしてみろ!とかなり挑戦的だったと思います(笑)

▲ foodscape! 独創的なアレンジパンは、美味しくてエコロジー
▲ foodscape! の実際の認識画面:オリジナルのアレンジパン。ビニール袋の有無に関係なく正確に認識している
▲ ぱんレジ AIシステムは『京都椎茸ギョウザ』を正確に認識
▲ foodscape! の実際の認識画面:木目トレーの色合いに溶け込んでしまったパンもしっかり認識している

――確かに独創的なパン、木目トレーとかなりの悪条件に最初は緊張しましたが、初見でも1分ぐらいで学習して認識できるようになったのでほっとしたのを覚えています。

里井店長:これは凄い!と本当に驚きました。

――それで実際に導入いただき、お店での働き方やスタッフの方の評判はいかがでしょうか?

里井店長:まず新人スタッフの教育時間が大幅に短縮できました。

レジ打ちがなくなったため、商品知識がそれほどなくても済むことになり、実に75%の時間短縮になって、すぐ現場に出てもらえるようになりました。

実際ぱんレジなら1秒でパンを認識してくれるので人がやるよりもよほど正確で速い。

お客様のストレスもなくなり、スタッフはさらにお客様のリクエストに対応できる時間が増え好循環ですね。

スタッフはより達成感を感じることができ、店内の装飾や動線の改善、作業フローの見直し等が実施されることで、商品陳列方法も向上し、お客様にはご来店のたびに新鮮な気持ちでショッピングを楽しんでいただくことができていると思います。

本当にぱんレジ導入はお店として大正解でした。

――ありがとうございます。
そのように言っていただけて本当に嬉しいです。

これからもスタッフの皆さんと一緒に是非素晴らしいお店を作り上げていただけたらと思っております。
本日はお時間をいただきましてありがとうございました。

▲ AI導入によりスタッフの作業時間が短縮、「人にしかできないサービス」の向上に